ピアノ入門者が独学で上達する方法はあるのか?効果が上がる練習は?

趣味・習い事

ピアノを自分で学び始めたいと考えるのは、簡単なことではありません。

ピアノ教室への通学には、金銭的にも時間的にも大きな負担が伴いますし、大人になって新しいことを学ぶのは子供と比べて心理的ハードルが高いです。

でも、少しでもメロディを奏でられるようになりたいと思いませんか?

ここでは、一人でピアノの腕を上げるための有効なアプローチを紹介します。

演奏したい曲を選ぶ

すでに心に決めた曲があればそのまま進んでください。

しかし、「とにかく何か弾きたい!」という方は、まず聞き覚えのある曲から手を付けてみると良いでしょう。

テレビやラジオの番組、カラオケでおなじみの曲、お店で聞くBGM、学校で習った曲や電車の発車メロディなど、日常は様々な音楽で溢れています。

気に入った短い曲を選びましょう。

気持ち良いと感じる曲が最適です。

選曲が決まったら、次は楽譜を探す段階へと進みます。

書店や楽器店を訪れてみると、クラシックからポピュラー音楽、懐かしの歌謡曲、アニメのテーマ曲まで多岐に渡るジャンルの楽譜が手に入ります。

また、インターネットでも楽譜を個別に購入できるので、探してみる価値はあります。

特にピアノの初心者には、シャープやフラットのない簡単なキーでアレンジされた楽譜を選ぶと良いでしょう。

演奏したい曲を繰り返し聞く

選んだ曲を身につける一歩として、まずはその曲を繰り返し聞くことから始めましょう。

CDやオンラインでその曲を聞き、日常的な活動—移動中、家事をしながら、食事中など—でも背景音楽として流します。

曲に馴染むことで、自然とメロディーを覚え、曲の構造や特徴を理解できるようになります。

曲のどの部分が盛り上がるのか、テンポは速いか遅いか、曲のムードはどうかなど、曲の感じが掴めると、演奏への意欲も増し練習の効率が上がります。

指番号の習得

次のステップとして、指番号の習得に移ります。

楽譜には各音符の上に1から5までの指番号が記されています。この番号を覚えることは少し面倒かもしれませんが、効果的な演奏のためには重要です。

楽譜を作成する際、曲が弾きやすいように最適な指使いが研究されています。

これに従うことで、手が混ざることなくスムーズに演奏でき、結果的に練習時間の短縮にもつながります。

指の番号は、親指が1、人差し指が2、中指が3、薬指が4、小指が5となります。

これを基本として、演奏技術をしっかりと身に付けましょう。

楽譜の読み方を学ぶ

指番号に慣れたら、次は楽譜の読み方を学びましょう。

通常、楽譜は右手用が上段でメロディーを担当し、左手用が下段で伴奏をします。

楽譜の最初にあるト音記号や五線譜の並びには最初は混乱するかもしれませんが、まずは音符の高さだけに集中してみてください。

五線譜の下端に位置する音符は「ド」が基準です。

これを起点にして、音が低い順に「レ」、「ミ」、「ファ」、「ソ」、「ラ」、「シ」、「ド」と高くなっていきます。各音を順に覚えて、それぞれの位置を書き留めておくと良いでしょう。

ピアノで演奏する

いよいよ実際にピアノを演奏してみる段階に進みます。

ピアノのキーボードには黒鍵がグループ化されており、二つのグループと三つのグループに分かれています。

二つの黒鍵グループの左側の白鍵が「ド」で、そこから隣り合う鍵を右に進むことで「レ」、「ミ」、「ファ」、「ソ」、「ラ」、「シ」、「ド」と続きます。

ピアノの中央付近で腹部の高さに来る鍵が「中央のド」です。

この鍵に目印を付けておくと、位置を覚えやすくなります。

始めは一小節ずつゆっくりと指を動かし、覚えたリズムやメロディを歌いながら演奏を試みましょう。

難しい部分は何度も繰り返し練習し、徐々に演奏の長さを延ばしていくと良いでしょう。

まとめ

ピアノ演奏は才能だけではなく、地道な練習によって上達が見込めます

演奏が完璧でなくても、指を動かすこと自体が脳への良い刺激となり、健康にも寄与します。

また、演奏する楽しみを通じて、人生に新たな喜びを見出すことができます。

周りの人に聴いてもらったり、録音して自分で聴き返すことで成果を実感し、さらなるモチベーションの向上につながります。

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